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⸻【商業施設の導線を変える】動く映像がつくる“回遊性のある空間デザイン”

  • 執筆者の写真: mirasisone
    mirasisone
  • 11月17日
  • 読了時間: 3分
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商業施設で求められる「新しい回遊性」



商業施設では、

“どれだけ人が立ち止まり、どれだけ回遊するか” が売上に直結します。


しかし、装飾やイベントを用意しても、

足が止まらなければ、空間としての価値は活かしきれません。


こうした課題を背景に、

近年注目が高まっているのが 「映像による導線デザイン」。

床や通路に映像を投影し、人の動きをデザインする手法です。





映像が人の動きをつくる理由



人は止まった光より、動く光に自然と反応します。

この特性を利用することで、


  • 視線が誘導される

  • 歩く方向が自然と決まる

  • イベントスペースへ流入しやすくなる



といった、無意識の導線設計が可能になります。


床面にプロジェクションマッピング(床面マッピング)を行うと、

「視線 → 足の動き → 回遊」と続く動きが生まれ、

施設全体の回遊性と滞在価値が向上します。





プロジェクションマッピングが導線づくりに強い理由



プロジェクションマッピングは、

空間構造を変えずに“動く通路”を作れる技術です。



主なメリット



  • 床・天井・壁など、投影位置を自由に選べる

  • 設備工事がほぼ不要

  • 映像演出を差し替えるだけで季節イベントに対応

  • 展示物や店舗デザインの邪魔をしない

  • SNS映えが高く、拡散されやすい



特に床への投影は、子どもが光を追いかけるため

家族連れの自然な回遊性が生まれるのが大きな強み。





イメージでわかる“動く空間デザイン”




🖼️

①科学館・資料館でのサークル動線演出



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広い展示ホールの床一面に、

円形の光が静かに波紋のように広がる演出。


この演出は、

静かな空間・知的な雰囲気にも馴染みやすく、

中央へ自然と視線を誘導する効果があります。


  • 幾何学パターン → 科学館・歴史資料館に最適

  • “静かに動く導線”で大人も子どもも歩きやすい

  • 壁面を使わないため展示物を邪魔しない



商業施設の吹き抜け・中央広場でも応用可能です。





🖼️

②恐竜博物館での有機的な光の波演出



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恐竜展示のある大ホールの床に、

生命の息吹を思わせる“光の波”が広がる演出。


  • 子どもが光を追い、自然と回遊が発生

  • 恐竜の迫力 × 床の光 → 圧倒的な写真映え

  • 夜間イベント(ナイトミュージアム)にも最適

  • 商業施設のテーマイベントにも展開しやすい



展示テーマとの連動が可能なため、

プロジェクションマッピングは“体験価値”にも大きく寄与します。





商業施設でも「世界観 × 回遊性」は両立できる



プロジェクションマッピングは、

施設のブランドに合わせて色・動き・明るさを調整できるため、


  • ショッピングモール

  • アウトレット

  • 大型商業施設

  • 複合施設

  • 観光施設



あらゆる空間に導入が可能です。


大掛かりな工事をせずに導線を変え、

施設の滞在価値を引き上げる方法として、

非常にコストパフォーマンスの高い演出です。





まとめ:商業施設の導線は“動く光”で変わる



これからの商業施設では

「何を置いているか」ではなく、

「どんな体験ができるか」 が選ばれる時代になっています。


プロジェクションマッピングは、

空間を動かし、人を動かし、

回遊性をデザインできる演出手法。


MIRASISONEでは、

3DCG制作 × 空間設計 × プロジェクションマッピングを一貫して行い、

施設規模やブランドに合わせた演出をご提案しています。




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